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シンポジウム「文化省の創設を考える」を開催しました
平成25年10月30日に、都内に所在する東京美術倶楽部においてシンポジウム「文化省の創設を考える」を開催しました。超党派の国会議員で構成される文化芸術振興議員連盟とともに主催し、日本の文化芸術政策を飛躍的に充実させるために、文化省の創設に向けた議論がなされました。
冒頭、文化芸術推進フォーラムの野村萬議長より挨拶があったのち、日本藝術院会員の絹谷幸二氏より、文化芸術の振興や財源確保の重要性について問題提起がなされました。その後、伊藤信太郎衆議院議員の司会のもと塩谷立衆議院議員、枝野幸男衆議院議員、松野頼久衆議院議員、斉藤鉄夫衆議院議員、松田公太参議院議員によるパネルディスカッションが行われ、文化予算増額の必要性、芸術団体への助成の在り方、権利者保護や私的録音録画補償金といった諸問題が議論されるとともに、コンテンツ産業の隆盛を受けて重要性が高まっている文化行政を、一元的に管轄する司令塔が必要であるとして、文化省創設の必要性が強調されました。
また、議論の途中には、来賓の下村博文文部科学大臣も登壇し、世界一の文化立国を目指して予算額を倍増させるために、来年度に向けて野心的な予算を組んだとの報告がなされました。
東京オリンピックの招致が決定し、諸外国の注目が集まる中、国際的に評価の高い日本の文化芸術を更に発展、普及させるため、国会議員と文化芸術団体が一致協力して行動することが確認されました。
また、懇親会は中村弘子氏の力強く美しい演奏で幕を開け、文化省設立に向けての応援をいただきました。
当日の記録は、『文化芸術02』(PDF)をご覧ください。